* 時雨 (Shigure) / 4.9
J o b
* のんきな学生。一応、日本文学の道歩んでます。
O t h e r
* 見切り発車。放置プレイ。上等だぜ。おういぇいかもーん!・・・って訳じゃないけど。
そんな人間。
いないと思うけど。(アン)リンクフリーです。調子乗ってバナー作ってみた。直リンク推奨。
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この結果をどーこーする訳ではありません。
単なる時雨の興味本位なので、お気軽に投票してください。
ここを訪れた方々のコミュニケーションになればいいな・・・なんて。
梓の中の人がCD出すよー
超欲しい。マジ欲しい。だって、じゅんじゅんだもん。
だってポンチョだもん。ポンチョーヌだもん!
*錫也SS*
頭を撫でれば、嬉しそうに。
手を繋げば、安心したように。
いつも変わらない笑顔を、俺に向けてくれる。
それが当たり前で、これからもそうだと思っていた。
そんな訳ないって、本当は分かっていたはずなのに。
「ちゃんと伝えられた?」
上級生との話しを終えた恋霄が、俺の声に視線を上げる。
俺を映すその瞳は、一瞬少しだけ驚いたように揺れて。
でも、すぐに安心したような笑みを浮かべた。
『恋霄が選んだ人なら、良いんじゃないか?』
何より恋霄の気持ちが1番だと、
『恋霄が本気で想うんなら、俺はそばで見守ってやるよ』
幼馴染ならそれくらい当然だと、
そう思って、言った言葉のはずなのに。
それに後悔している自分が今、ここにいた。
そしてまた――
「恋霄にいい人が見つかるまで守ってあげるから」
途端に後悔するような言葉を、言ってしまった。
それが丸っきり嘘な訳じゃない。
恋霄が泣くなら、その涙を拭ってやりたい。
恋霄が笑うなら、一緒に笑ってやりたい。
恋霄を、守ってやりたい。
ただ、それは"他の誰かが見つかるまで"なんて、期限付きなものじゃなくて。
ずっと、ずっと、俺の手で。
だけど、今それを言ってしまう訳にはいかない。
まだ、この笑顔を手放す訳には。
「・・・そろそろ帰ろうか?」
俺の言葉に頷いた恋霄と、他には誰もいない廊下を歩き出す。
「見つからなければいいのにな・・・・」
ボソッと呟いてしまった言葉。
でも、恋霄にははっきりと届いていなかったらしく、
「錫也、何か言った?」
そう首を傾げる。
別に?と誤魔化すように笑顔で返せば、恋霄は素直に納得した。
"いい人"なんて、見つからなければいい。
恋霄の涙を拭うのも、恋霄と一緒に笑うのも。
恋霄に笑顔を向けられるのも。
ずっと、俺だけがいい。
ずっと、俺が恋霄を守っていくから。
恋霄の隣に他の誰かがいる未来なんて、来なければいい。
そんな、自分に都合のいいことばかり願いながら。
俺は当たり前のように、他愛もない話で恋霄と笑い合った。
end.
錫也クリア記念ー・・・ってわけではないです。
その前から書き始めてた話だから。
「いい人がみつかるまで~」って台詞を聞いた時から、書きたかったんだよ。
ラブレターくれた上級生に断りに行ったときの裏側的な感じでね。
ずっと妄想してたんだよ。
そのあとの、錫也の告白の時の描写とかちょいちょい入ってるけど・・・
今回は、ちょい切ない感じになりましたね。ぬるいけど。
おぉー。なんか、駄文が増えた(ぇ
いや、自分でやっといて何言ってんだよって感じだけど。
ネタはあっても、もう3人分書くとは思わなかったから。
まぁ、次はいつになるか分からないけどね。
また、次のデータを進めながらちょこちょこ書こうとは思います。